テトラポットの政

ひとりごと、ことばの新陳代謝

博士号を取るなら恋愛学がいい

好きなことを仕事にする、のと

好きな人と結婚するのと、

なにが違うんだろう

 

好き、なことは、まだ知らない何かがあって、

得体の知れない魅力があって、

本能がときめいて、

時間を忘れるような、そんなこころのうごき

 

理性で好きとか、得意だからとか、そういうのは、

どうなのかわからないけれど、

「頭ではわかってるんだけどでも・・・」

みたいなのが好き、

で。

 

それをコントロールしようとしているのが「頭」

理性なのか、現実なのか、

ぜひ「好き」とは反していたい。

反していて、それでも、じゃあわかったよ、でも気をつけるんだよ?

って本能についていってあげるガードマンくらいがいい

 

仕事も、結婚(付き合う)も、

一緒にいる時間が増えること。

たまには本能がわくわくしないときも一緒にいたり、

一緒に、いなきゃ、いけなかったり

で、嫌になるかもしれない

 

たまに嫌になるか、

うんざりして顔も見たくなくなるのか、

自分の答えに興味がある。

 

でも、それってやってみなきゃわからないから、

一回付き合ってみようと思う。

もやっと好きだったけど、理性が説き伏せていたその本能のわくわくを

現実はとかいってたその偉そうな口をたたき伏せて

どっぷり漬かってみようと思う

それで、

もううんざりだよ!!!

って言いたい

そんなにうんざりするほど好きなことできたら、

幸せじゃない?

って軽々しく数ヶ月後の自分に言ってみる、

にらみ返されそうな、

でも、わかってくれそう。

自分だし。

 

自分に嘘をつかないことは、

たまに自分を裏切ることになる。

自分が自信を持つために作り上げて来た道とか、

自分が自分で「信じて?」って堅めてきた城を壊す。

「案外自分の作品壊せるのって本人だけだったりするんだよなあ」

ってハチクロの花本先生の言葉

 

でもやっぱり、きらきらした目でその先のこと話せなくなったら、

裏切り時なんだと思う。

あとからもたもたついてくる「頭」を振り切りながら

全速力で走る

 

手に入れられそうな確実な何かではなく

もやっと想像できる向こうの方を見ていたい

 

「頭」と仲良くしすぎると、感覚が鈍る

 

想像力が死んだら

それが一番怖い